LPガス料金メニューの検討
うどんプロジェクト

たぬきうどん、きつねうどん。中味が違えば名前も値段も違う。ところが、ガスは一種類。中味もみんな一緒。それなら値段も一緒なハズなのに、料金は販売店によって、お客様によって違っている。値段が違うガスがあってもいい。問題は、そのことをお客様に知らせていないこと。契約やサービスの違いが値段の違いになることをきちんと説明するために、ガス料金のメニューを作ろうと提唱した最初の本。

内容 LPガス料金メニューの検討
  最初に結論 高いか安いかは買い手が決める
  うどんプロジェクトのススメ
  競争に勝つために料金メニューを
  必ずしも全体を下げる必要はない
  料金は「複数」あっていい
  料金の内訳をどう説明されるのか
  単純な比較はさせない
  とりあえず料金メニューを作ってみる
  抱き合わせのサービスメニューを考えてみる
  料金メニューの導入手順
  そして八海山プロジェクトへ
  
 NORACOMIコラム

  NTT屋内配線使用料とは、何ぞや

詳しくはWeb版ダイジェストに掲載中


A5判 152ページ 定価 2,500円+税

中川 順一((株)ノラ・コミュニケーションズ)[著]


 
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【著者紹介】  中川 順一(なかがわ・じゅんいち)
 1960年生まれ。中央大学文学部卒。  株式会社ノラ・コミュニケーションズ 代表取締役  大学卒業後、廣済堂産報出版に入社、業界誌「プロパン新聞」「月刊LPガス」編集記者として9年間在籍。在職中、業界誌編集のほか、元売会社プロモーション、卸会社系列向け機関誌の発行、大手小売販売店の消費者向けPR誌発行などを担当。また、航空貨物業界誌の編集にも関わる。  1992年に編集部長で退職し、在職中のクライアントの業務を中心に独立し、現在に至る。

(本文から)第七章 とりあえず料金メニューを作ってみる
最初、カーブは魔球だった 〜常識にとらわれないメニューを考えよう〜
(1) 明治時代の中後期、ベースボールは「野球」とネーミングされ、旧制中学や旧制高校の学生たちの間で流行しました。やがて職業野球も成立するようになった頃の話。ある野球好きが渡米し、本場のベースボールを勉強、彼地で「カーブ」の投げ方を教わってきました。帰国後、早速それを披露たところ、変化球などなかった当時、打者はその奇妙な球の変化にキリキリ舞いしたということです。彼は、日本球界最初のヒーローなったか……そうはなりませんでした。彼は、敵味方からこう言われたのです。「そんな卑怯な魔球を使ってはいけない」。
 いまではちょっとした野球少年でも投げられるカーブも、最初、それまでの「常識」になかったときは「卑怯な魔球」として、人々には映るわけです。
 定着すればなんでもないことですが、他が真似をする前、「魔球」であるうちは大いに効果を上げます。LPガス料金メニューも同じ。周囲が「魔球」と恐れるようなメニュー展開を仕掛けていこうではありませんか。
 もちろん、お客様に「卑怯」と言われては、元も子もありません。「魔球」だと驚く周囲とは、同業者ということです。異業種や競合エネルギーを参考に、従来のLPガス料金体系の常識にとらわれないメニュー案を考えてみましょう。
 
 

 

■料金メニューの原則
 1.お客様のメリット
 2.「差」を明らかにする
 3.「標準」があることが前提
 4.「明細」は細かく
 5.適用条件の明確化
 6.違約金の設定

 

(2)

ネーミングも大切
 お客様への料金メニュー提案に際しては、ネーミングも大切です。ネーミングはわかりやすいに越したことはありませんが、「興味を持っていただく」ことが目的であれば、必ずしも意味にこだわることはありません。また、業界で通用している言葉は、お客様は知らないと考えた方がいいでしょう。
 千葉県の(株)シャイニングサービス(本社・船橋市。大和久正人社長)が三部制料金移行に際し、その料金を「FMP制料金(フィックス=基本、メンテナンス=設備保守、チャージ=使用量)」としたことなども、その一例と言えます。

 

(3) 料金メニュー案の分類
 (1)の考え方に立って、考えられる料金メニュー案を以下列挙してみます。本章ではメニュー案を便宜的に8つの項目に分類していますが、それぞれのメニューは、複数の項目の要素を持っていることは言うまでもありません。
 また、列挙したメニュー案の組み合わせや乗り入れで、さらにメニューはふくらんでいきます。
 

 

■料金メニュー案の分類
 1.供給形態・設備形態によるメニュー
 2.設備所有形態によるメニュー
 3.合理化促進(合理化への協力)メニュー
 4.長期契約促進(契約継続)メニュー
 5.増量・増販促進メニュー
 6.使い放題メニュー
 7.バーゲンメニュー
 8.社会貢献メニュー