書評や記事制作のためにノラコミが購入した本・DVDです。一部は古書販売サイトを通じて市場に戻しています。
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仕事に打ち込むテッドは、家事と育児のすべてを妻ジョアンナに任せっきり。ジョアンナの訴えにも「何が不満なんだ」と聞く耳持たずの態度だった。しかしある日、ジョアンナはテッドと5歳の息子ビリーを置いて出て行ってしまう。テッドは戸惑いながら、家事と育児をこなすことになる。
家庭を顧みない夫と、自立を求める妻の離婚・親権問題を真正面から捉え、描いたことで話題となりました。ビリーのつくるフレンチトーストの出来が、最初と最後で雲泥の差であるところがミソ(!?)です。
監督:ロバート・ベントン(1979年、日本は1980 年公開)
DVD 販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
進化した動物たちが、肉食、草食の隔てなく仲良く暮らす世界。ジュディは、初のウサギの警察官として、大都会ズートピアに夢を求めてやってきた。しかし、公平に思えた世界も、実は種族間の差別や軋轢に満ちていることを知る。そんな中、ジュディはキツネの詐欺師ニックとともに、ある事件を追うことになり……。
動物がそれぞれの特徴に合った暮らしを営む姿が魅力的な作品。肉食動物、草食動物が共生を目指しつつも、随所にズレが生じていたり、差別が根付いていたりする様子は、人間社会を反映しているようにも見えます。子ども向けのようで、大人のための作品かも?
監督:バイロン・ハワード/リッチ・ムーア(2016年)
DVD販売元:ウォルト・ディズニー・ジャパン
※ DVD&ブルーレイ&MovieNEX ワールドセット
黄色い謎の生物ミニオンは、人類が誕生する遥か昔より存在していた。「最強で最悪のボス」を求めるものの、なぜかいつもうまくいかない。シリーズ第一作目『怪盗グルーのミニオン危機一髪』の主人公で大悪党(?)のグルーに出会い仲間になるまでの、ミニオンたちによる仲間探しの冒険の物語。
悪党をボスにもたないと元気がなくなってしまう生物ミニオン。ケビン、スチュアート、ボブをはじめとするミニオンたちが、1968年のイギリスを舞台に大暴れします。不死身で増殖するミニオンたちの愉快な暮らしぶりも見どころ。
監督:ピエール・コフィン/カイル・バルダ(2015年)
販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
ニューヨークでファッションサイトの会社を経営するジュールズは、家庭と仕事を両立させているスーパーウーマン。ある日、シニア・インターンとしてやってきた40歳年上のベンが彼女のアシスタントとなる。やがて完璧なはずの生活に綻びが見え始めるジュールズだったが、ベンの経験豊富で温かな助言に救われていく。
現代の新しい家庭や暮らしのスタイルを示した本作。家や子どものことは夫に任せ、生き生きと働く女性をアン・ハサウェイが演じ、そんな彼女に優しい助言をする“ 部下であり人生の先輩”を、ロバート・デ・ニーロが好演しています。
監督:ナンシー・マイヤーズ
出演:ロバート・デ・ニーロ、アン・ハサウェイ
昭和初期、山形から東京に出てきた素朴な少女タキは、モダンな赤い三角屋根の小さな家で女中として働き始める。そこには大企業に勤める旦那様、美しくて優しい奥様、かわいいお坊ちゃまが住んでおり、タキは穏やかな日々を送っていた。しかしある日、旦那様の部下である板倉が現れ……。
物語は、年老いたタキが大甥に当時のことを語る形で回想されていきます。支那事変や日米開戦など、時代が変わりゆくなか、教科書や歴史書とは少し違う方向から、当時の中流階級の家や市井の暮らしを垣間見ることができる作品です。
監督:山田洋次
出演:松たか子、黒木華、片岡孝太郎
DVD販売元:松竹
参考価格:3,800円(+税)